国際ロータリー第2720地区財団学友会ブログ

学友のリサイタル

11月29日(金)午後7時から熊本市男女共同参画センターはーもにいメインホールで開かれた学友のリサイタルに行ってきました。その様子をいただいた「ご案内」や当日のプログラムにより、簡単にご紹介します。

主演はメゾソプラノの高橋侑子さん。
ご本人のプロフィールに、
熊本県立第一高等学校、熊本大学教育学部音楽科卒業。新圭子、東敦子の諸氏に師事。
’81年 国際ロータリー財団奨学生としてイタリア国立ヴェルディ音楽院に留学。
とあるように学友会員としては「経験豊かな層」に属するといえる方です。
’84年 ニュージーランド国立歌劇の「リゴレット」でオペラデビュー。          その後、オーストラリア、フランス、スペインなどでもリサイタルの開催やソリストとして出演。現在ニュージーランド在住、オークランド中央図書館でのリサイタルを毎年行っていらっしゃいます。
今回の郷里、熊本での5年ぶりとなるリサイタルは、母校である第一高等学校の創立110周年記念、「第2回しらうめ芸術祭」の一環として開催されたものです。             当日は、この冬一番の冷え込みとなりましたが、多くの聴衆でホールは満たされました。
ピアノ伴奏には、作曲家であり卓越した伴奏者として定評のある千葉大学名誉教授の川口耕平氏を今回も迎えられました。
プログラムは2部構成、
第1部
Ⅰ 古典
・ 私の命も奪って下さい
・ 愛のよろこびは
・ 樹木の陰で
Ⅱ 19世紀オペラアリア
・ オペラ「ミニョン」より君よ知るや南の国
・ オペラ「アルジェのイタリア女」より愛するあの方のために
・ オペラ「カルメン」よりハバネラ

第2部
Ⅲ 日本歌曲
・ 蓑着て通る
・ ぶらんこ
・ かやの木山
・ 赤とんぼ
・ 日本民謡 尺八演奏 : ファレル・クリアり
Ⅳ 世界の歌
・ 嘆きにくれるマハ
・ アイルランドの曲 笛演奏 : ファレル・クリアり
・ わが歌に翼ありせば
・ ポカレカレアナ マオリ民謡
・ ザ マン アイ ラブ (筆者注;アメリカ
と多彩で、「世界の歌を集めました」との高橋さんの言葉を裏付けるものでした。
ちなみに、ファレル・クリアリとあるのは、ニュージーランドで一緒に暮らすご主人でいらっしゃいます。
この夜、阿蘇出身の高橋侑子さんがアンコールの最後に選ばれたのは、大好きだという「阿蘇の恋歌」で、川口先生の編曲により、まさに故郷への思いを込めて熱唱されました。

今、この紹介を書きながら、あらためて学友のつながりに感謝しますとともに、 これからも多くの皆さんの様々な活躍の姿に触れられることを楽しみにしています。

1984年第4回GSE団員 重浦睦治

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